カモノハシのスパイス手帖

カレーをこよなく愛するカモノハシの日記

札幌リベンジャーズ(VOYAGE)

今週のお題「復活してほしいもの」

僕が札幌に住んでいた00年代、何度も通ったカレーの名店について。ドラゴンボールが使えるなら今すぐ近所に復活してほしい、思い出のカレー屋さん3軒をご紹介します。

1. VOYAGE (北24条)

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僕がスープカレーにハマるきっかけとなったお店で、同じく北大近辺のピカンティと兄弟店。もちろんピカンティも抜群においしいのだけど、なにか根源的なところが違う、VOYAGEにしかない何かがあった気がする。本当においしかったなあ。スープは、あっさり系の曼陀羅と日替りこってり系(アーユルヴェーダ、五千年の旅、夏島などなど年々進化していた)から選ぶシステムで、どちらも甲乙つけ難いけど僕は曼陀羅を愛してました。お客さんの絶えない人気店だったけど、ライセンスの権利問題だかよく分からない理由で突然閉店してしまった。悲しい。いつか進化したスープと同じ器で(まんなかが盛り上がった、特徴的なスープ皿)、復活する日を待ってます。

2. てら家(南郷13丁目

当時の正統派札幌スープカレー。南郷に本店があり、その後北18条近辺に支店ができ、ゴマがまぶされたスープ、たっぷりの具材とライスで若者の胃袋を満たしていたものだった。辛くしてもスープの旨味が消えない、おいしい辛みだった記憶。当時はスタンプカード埋めるくらい友達と頻繁に通ったものですが、もう食べれないのは寂しいな。

3. リトルスプーン

札幌に住んでいた人には説明不要でしょう、一時期はココイチを駆逐する勢いで札幌市内に店舗を展開していたカレーチェーン。安くて早くてうまい。辛さの調節もできて、サーベル(激辛)あたりかららルーカラーにしてはかなりの辛さだった記憶。トッピングも全般的に安くて600円くらいでお腹いっぱい大満足な、学生の強い味方だった。酔っ払って、飲み会の締めで食べたのもおいしかったな…。どろっとしたコクのあるルーは、他のカレー屋さんに類をみないうまみがあったのです。しいて似てるお店をあげると、路線が近いのは帯広のインデアンでしょうか。持ち帰りオーダーする人は鍋を持参すると割引、というのも近い感じ。北海道の文化なのでしょうか。

今回調べて、運営会社さんが細々とデリバリー専門店など続けていらっしゃるのを見ましたが、やはりリトルスプーンはあのオレンジの看板で、カウンターでできたてをひーひー言いながらかき込みたいのです。ぜひとも志のある方、復活の狼煙をあげていただけませんか。その場合はクラウドファンディングにがっつり課金しますので…なにとぞ。

ではでは、皆様良いカレーライフを。かものはしでした。